2012年9月19日水曜日

VirtualboxでノートPCに仮想サーバを立てNW設定で苦戦

ThinkPad T520を購入した目的は、自分のホームページをリニューアルするため、中に仮想サーバを複数立て、いつでもどこでも設定できるようにするためでした。購入してからまとまった時間が取れず、今ようやく第一歩を踏み出し中です。



ノートPCの中に仮想サーバを立てるため、Virtualboxを使いました。その中のネットワーク設定でハマったことをメモしておきます。

(1)システム情報

ホストOS:Windows7 64bit
ゲストOS:CentOS 5.7
Virtualbox:4.1.20

(2)利用要件
  1. ゲストOSを固定IPアドレスにしたい。
  2. ホストOSからゲストOSにアクセスできるようにしたい。
サーバにWebアプリケーションをインストールする際、固定IPアドレスが必須であり(=要件1)、LinuxだけでなくWinodwsからもアクセスできるテストがしたい(=要件2)、というのが要件になります。

(3)Virtualboxのネットワーク接続について

ホストOSとゲストOSとがどのように接続されるのか、こちらのサイトを見て理解しました。
どうやら、私の要件に合うのは、「NAT + Host-Only Adapter」らしいです。

次に実際の設定方法が書かれているサイトを探しました。Macの設定ですが、こちらが分かりやすかったです。
ポイントは、以下の3つです。
  1. Virtualboxの「ファイル(F)」→「環境設定(P)...」→「ネットワーク」で設定されている「ホストオンリーネットワーク」のデフォルトIPアドレスは、192.168.56.1であること。
  2. Virtualboxの仮想サーバ側の「設定(S)」→「ネットワーク」で、「アダプタ2」に「ホストオンリーアダプタ」を設定すること。
  3. ゲストOS(CentOS)側の「システム」→「設定」→「ネットワーク」で、eth1に固定IPアドレスを設定すること。

(4)ポイントとなる部分の設定

ポイント1:Virtualboxの「ファイル(F)」→「環境設定(P)...」→「ネットワーク」で設定されている「ホストオンリーネットワーク」のデフォルトIPアドレスは、192.168.56.1であること。
ちなみに、192.168.56.1以外でもOKです。(「56」の部分がポイント3と設定が合っていればOK。)


ポイント2:Virtualboxの仮想サーバ側の「設定(S)」→「ネットワーク」で、「アダプタ2」に「ホストオンリーアダプタ」を設定すること。

(注意)仮想サーバはすでにインストールされていれ、起動できる状態になっていることが前提です。(ここでは仮想サーバにCentOS 5.7をインストールしましたが、インストール方法については別サイトをご覧ください。)

普通に設定すると、「アダプタ1」は、デフォルトで「NAT」が選択されているはずです。

 さらに「アダプタ1」で「ホストオンリーアダプタ」を選択します。
(注意)アダプタ1のタブを選べない場合は、仮想サーバの電源をOFFにしてください。(私もハマりました。)




ポイント3:ゲストOS(CentOS)側の「システム」→「設定」→「ネットワーク」で、eth1に固定IPアドレスを設定すること。

普通に設定すると「eth0」は「dhcp」が選択されているはずです。

さらに「eth1」は「固定のIPアドレス設定」を入力します。
「アドレス(A)」は、192.168.56.2 (末尾は2〜99の範囲)(注1)
「サブネットマスク(S)」は、255.255.255.0
「デフォルトゲートウェイアドレス(T)」は、192.168.56.0 を入力します。
ちなみに私は、デフォルトゲートウェイの設定にハマりました。

設定については以上ですが、その他参考にしたサイトを付け加えておきます。

(その他参考サイト)
Virtualboxのネットワークアダプタ
デフォルトゲートウェイの設定方法が参考になりました。(ハマりから脱出できました。)

(注1)ポイント1の「ホストオンリーネットワーク詳細」の「DHCPサーバ(D)」のデフォルト設定を見ると、192.168.56.100~254はDHCP用のIPアドレスとして使用される設定になっているので、末尾のアドレスは2~99を使用するのが良いと思います。

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