2020年11月8日日曜日

PCでnanacoオートチャージがうまくできない方へ、つまずくポイントをご紹介

 先日、Suicaとnanacoが入った定期入れを紛失しかけて、小銭を払うことがムッチャ面倒臭いということに気付きました。(幸いにも、定期入れは最後にnanacoを使ったセブンイレブンの店員さんが保管してくれてました。その節はありがとうございました。)

Suicaのオートチャージは済ませていて、nanacoを使う頻度が少なかったのでオートチャージはしていなかったんだけど、この機会にオートチャージを設定することにしました。

Suicaの時もそうだったけど、オートチャージの設定ってやたらと分かりづらいんです。

お金のやりとりを自動化する仕組みなので、ある程度設定を難しくしないと不正操作が行われるのでやむを得ない部分はあるものの、自分もいくつかつまずきましたので、そのつまずきポイントをご紹介します。

自分はPCで設定しましたので、PCで設定を行う方のお役に立てるかと思います。


(目次)

1. 基本的なこと:オートチャージを行うには、セブンカード・プラスが必要。

2. オートチャージの設定

 (1) 本人認証サービスに登録する:MyJCBまたはセブンカードWEBサービス(Visaの場合)のIDを持っていれば登録不要。

 (2) オートチャージ(自動入金)の設定をする:ブラウザを選んでから「nanaco会員メニューログイン」にアクセスする。

  (a) Chrome、EdgeブラウザはPSSE03エラーが出るかも:IE、Firefox、Safariで設定するのがおすすめ。
  (b) 「nanaco会員メニューログイン」からログインして登録。
  (c) クレジットチャージパスワードをまず登録:「お忘れの方はこちら」から。
  (d) オートチャージ設定をする:「チャージを実行するnanaco残高」、「チャージする金額」であまり悩まない。

3. オートチャージ(自動入金)の設定反映:セブンイレブンのレジで店員さんに残高照会してもらう。(セブン銀行のATMでは反映できない。)


1. 基本的なこと:オートチャージを行うには、セブンカード・プラスが必要。

オートチャージは、nanacoの残高が不足した時に、クレジットカードから金額を補填するしくみですので、セブンカード・プラスが必要になります。nanaco付きのカードと、nanacoが付いていないカードがありますが、私は前者を使っています。

2. オートチャージの設定

(1) 本人認証サービスに登録する:MyJCBまたはセブンカードWEBサービス(Visaの場合)のIDを持っていれば登録不要。

「nanacoのオートチャージのために、新たに設定しないといけないのかな?」を思わせるので
ここでつまずきました。

カード請求の紹介など、ネットで調べている方は、すでにIDをお持ちなのでここはスルーしてください。

IDをお持ちでない方は、直接「MyJCB」や「セブンカードWEBサービス」(Visaの場合)でID登録すればOKです。

セブンカードのウェブサイト」からこちらの画面のボタンをクリックすれば各サイトに移動します。


(2) オートチャージ(自動入金)の設定をする:ブラウザを選んでから「nanaco会員メニューログイン」にアクセスする。

(a) Chrome、EdgeブラウザはPSSE03エラーが出るかも:IE、Firefox、Safariで設定するのがおすすめ。

最新のChrome、Edgeブラウザを使っている方は、最後の登録の際にPSSE 通信タイムアウトエラーが表示される場合があります。(登録不可ブラウザ GoogleChrome 84以上、Microsoft Edge 86以上)

自分はMacを使っているのでSafariで設定作業しました。Windowsユーザの方はFirefoxを使うのが良いかもしれません。

(b) 「nanaco会員メニューログイン」からログインして登録。

具体的な登録方法がこちらのサイトに紹介されているのですが、実際にどこのサイトから設定するのかが分かりづらいんです。ページの中に「nanaco会員メニューログイン」へのリンクがありますので、そちらをクリックしてください。(またはこちらをクリックしてください。→nanaco会員メニューログイン

ログイン画面はこんな感じになりますが、nanacoのカードを見ながらログインすることになります。

ログインしたら「nanacoクレジットチャージボタン」をクリックします。

ここから先で分かりづらいポイントが2つありますので、順番に説明します。

(c) クレジットチャージパスワードをまず登録:「お忘れの方はこちら」から。


おそらく「パスワード何だったっけ?」て思われることでしょう。これだけ覚えておいてください。

セブンカード・プラス(MyJCB、セブンカードWEBサービス)のパスワードとは別物!→なので、知らないのが当たり前

ということで、迷わず「クレジットチャージパスワードをお忘れの方はこちら」をクリックしてください。(「忘れるどころか登録していないのに、、、」とは思いますけどね。^-^)

(d) オートチャージ設定をする:「チャージを実行するnanaco残高」、「チャージする金額」であまり悩まない。

上記の「オートチャージ設定・解除」ボタンから先に進むと、以下の設定画面が現れます。


「チャージを実行するnanaco残高」「チャージする金額」については説明文をお読みください。自分の場合は以下の理由で、それぞれ3,000円、5,000円にしています。ご参考まで。
  • 一度に使うとしても多くて2千円程度 → 残高が3,000円を下回っていると困る。
  • nanacoを使う金額は毎月数千円 → 残高は多くても1万円あれば十分
  • 翌月のカード引き落として1万円も引かれると困る。 → 小刻みに5,000円チャージが妥当な線

3. オートチャージ(自動入金)の設定反映:セブンイレブンのレジで店員さんに残高照会してもらう。(セブン銀行のATMでは反映できない。)

オートチャージを利用するには、オートチャージ設定後に、オートチャージの設定反映が必要です。

nanacoチャージ機にてオートチャージの設定反映ができるそうですが、実際に支払われるかどうか不安だったので、店員さんに協力してもらいました。

(ご注意)セブン銀行のATMでnanacoの残高紹介してもオートチャージ設定反映はされないそうです。ここもつまずきポイントの一つですね。

  • nanacoの残高紹介をお願いする。
  • 出てきたレシートに「nanacoのオートチャージが完了しました」と記載されているのを確認する。
  • 残高よりも大きい金額の買い物をして、オートチャージされているかを確認する。(オートチャージされる時は支払いまで2秒程余計に時間がかかるので、一瞬焦りました。)
これで設定は無事完了です。

これまではnanacoの残高が足りなくなるたびに「nanacoに千円チャージお願いします。」って店員さんに千円札を渡していたのですが、これからは財布を出す必要が無くなりました。(^-^)

お札を出してチャージするのも手間ではありませんが、チリも積もれば山となりますので、無駄な作業は極力減らしたいですね。

また、中国や韓国ではキャッシュレス決済が当たり前になっているように、今後は日本もキャッシュレスが標準になると思いますし、少しの手間をかけてでもオートチャージ登録されることをお勧めいたします。

2020年6月13日土曜日

Googleフォームを使って、ヤフオクの出品URLから、価格や残り時間を抽出する方法

Googleフォームを使って、ヤフオクの出品URLから価格や残り時間を抽出する方法

Googleフォームを使えば、ヤフオクの出品URLから価格や残り時間を抽出することができます。
サンプルも公開していますので、よろしかったらコピーしてご利用ください。

1.使う計算式

(1)IMPORTXML : ページから該当の表示部分を切り出す。

出品ページはHTMLで記述されており、IMPORTXML関数を使って切り出したい部分を切り出します。どこを切り出すかを指定するためにXPathと構文(言語)を使います。

(2)CONCATENATE : 複数セルに分割された表示を一つのセルにまとめる。

IMPORTXMLだけだと切り出した該当部分が複数セルにバラバラに表示される場合があるので、その後の取り扱いに苦労します。
こんな時は、バラバラ表示されているセルの内容をひとつのセルにまとめます。

(3)REGEXEXTRACT : 一つのセルから、目的の記述(価格など)を切り出す。

一つのセルにまとめると、「1,000円(税込1,100円)」というような記述になります。ここから「1,000」「1,100」だけを切り取る時に正規表現という構文(言語)をつかいます。

よかったらサンプルを公開していますので、こちらをご覧ください。
より良い記述が見つかったら更新しています。
また、「もっと良い記述方法がある」という方は、ぜひコメントお願いいたします。
 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1l5HhsuhdUCm2IlfVFntCskAiaM3YzL9RptdfGutH7mA/edit?usp=sharing


2020年6月3日水曜日

Googleフォームの入力チェック正規表現 事例集(JTU会員番号)

Googleフォームの入力チェック正規表現 事例集(JTU会員番号)

Googleフォームの入力チェックに、正規表現を使うと入力エラーを防止することができます。

Googleフォームに入力チェックを設定してみよう【後編】 | しすたま

正規表現の構文 - G Suite 管理者 ヘルプ - Google Support

他のサイトにも正規表現の入力方法が書いてありますが、すぐに使える事例を紹介した方がより、正規表現を理解できるし応用が効きますので、時々紹介していきたいと思います。

日本トライアスロン連合(JTU)会員番号のチェック用正規表現

(1)会員番号の体系

これまでに見たことのある会員番号から、以下の様な番号体系になっていると想定して、正規表現を作成しました。
  • ハイフン「-」を入れて12桁
  • ハイフンは必ず2つ入る。
  • 最初の3桁は加盟団体コード
    • 北海道が301〜沖縄が347
    • 学連はUで始まる。
  • ハイフンに囲まれた真ん中の部分は以下のようなパターンあり。
    • 最初に入会した年度(西暦下2桁)
    • または0の場合あり(西暦関係無く通番)
  • 最後の部分は通し番号(5桁または6桁)

(2)会員番号の例

  • 312-12-00010
    • 千葉県で2012年初登録、その年の10番目に申し込んだ会員
  • 311-0-123456
    • 埼玉県で、通算123456番目の会員、という意味(おそらく)
  • U12-20-00001
    • 学連(おそらく千葉県?)で2020年初登録で、その年の1番目に申し込んだ会員、という意味(おそらく)

(3)正規表現で表すとこうなる。

  • 加盟団体コード3桁 
    • 最初の1桁は、Uまたは数字 → [0-9U]{1}
    • 残りの2桁は数字 → [0-9]{2}
  • 間にハイフンが入る → -
  • 真ん中の部分と最後の部分は、以下の2つのパターンになる。
    • 数字2桁 + 「-」 + 数字5桁
    • 数字1桁 + 「-」 + 数字6桁
      → 合わせると、最初1桁は数字、次の2桁は「-」または数字、最後の5桁は数字
      → -[0-9]{1}[0-9¥-]{2}[0-9]{5}
文字頭の「^」、文字終わりの「$」を付けると、以下のような正規表現ができあがります。(完璧ではありませんが、ある程度のチェックは可能です。)

JTU会員番号チェック用正規表現 ^[0-9U]{1}[0-9]{2}-[0-9]{1}[0-9¥-]{2}[0-9]{5}$
エラー時メッセージ例 「ハイフン含め12桁を入力してください。」

また、チェックコード(数字2桁)の正規表現は以下の通りです。

JTU会員番号チェックコードチェック用正規表現 ^[0-9]{2}$
エラー時メッセージ例 「2桁の数字を入力してください。」

(4)その他

Googleの正規表現では、「*」(指定の文字が0文字以上)、「+」(指定の文字が1文字以上)が使えません。メール送信等の遅延を引き起こすからだそうです。

最初は「*」「+」が使えないと知ってガッカリきていましたが、よくよく考えると桁が決まっている文字列チェックするのであれば、「*」「+」は不要ですね。

みなさん、参考になりましたか?