2012年9月20日木曜日

Joruri CMSインストールしてみました。

VirtualboxでCentOSを立ち上げた後、CMS(コンテンツ管理システム)のJoruri(ジョールリ) CMSをインストールしてみました。

(1)Joruri CMS導入の目的

Joruri CMSは、 全国の市町村などのポータルサイトとして続々と導入されているCMSです。(こちらが導入事例。)

このJoruri CMSを使って、某スポーツの県団体のポータルサイトを(私は広報の責任者なので)作ってみようと考えています。

現在のホームページのメンテナンス手順は、以下の通り。
  1. 各メンバーが投稿記事をホームページの管理人にメールで送る。
  2. 管理人が加工して公開する。
  3. 各メンバー(もしくは自分)が内容をチェックする。
ホームページの情報が全て管理人に集中するので、管理人がホームページ全体をコントロールしやすいのですが、内容チェックの後に細かい微調整の時はメールを何度もやりとりしなければならず手間がかかります。

そこでJoruri CMSに期待しているのが、以下の機能です。

日々の更新業務は、対応ブラウザにより記事の登録・承認・公開の手順のみで行えるので運用が簡単です。

この機能があれば、各メンバーが直接ホームページに投稿でき、責任者がチェックして公開できるはずです。否が応でも期待が高まります。


(2)Joruri CMSのインストールは意外にあっさり(^o^)

そのJoruri CMS、試しに仮想サーバにインストールしてみた所、あっさり動作しました。(ダウンロードサイトはこちら

MySQL、Apache、Rubyを詳しく知らなくても、インストールマニュアルに沿ってインストールしただけで動きます。Linuxのコマンドの知識、viエディタの操作、途中で詰まったら検索サイトで調べることができればOKです。

Joruri CMSの推奨サーバ環境はCentOS 5.4ですが、自分の仮想サーバはCentOS 5.7です。インストールエラーも出なかったし、基本的な動作は問題なくできています。

設定が完了すると、デモサイトと全く同じ画面が出てきます。明日からは、これをシステム管理者権限でいろいろカスタマイズしてみようと思います。


(3)おまけ ~ シンクロニシティとは、まさにこの事! ~

最後に、Joruri CMSを使ってみようと心を動かされたサイトを紹介します。
大槌町ホームページ復興の物語

2012年9月19日水曜日

VirtualboxでノートPCに仮想サーバを立てNW設定で苦戦

ThinkPad T520を購入した目的は、自分のホームページをリニューアルするため、中に仮想サーバを複数立て、いつでもどこでも設定できるようにするためでした。購入してからまとまった時間が取れず、今ようやく第一歩を踏み出し中です。



ノートPCの中に仮想サーバを立てるため、Virtualboxを使いました。その中のネットワーク設定でハマったことをメモしておきます。

(1)システム情報

ホストOS:Windows7 64bit
ゲストOS:CentOS 5.7
Virtualbox:4.1.20

(2)利用要件
  1. ゲストOSを固定IPアドレスにしたい。
  2. ホストOSからゲストOSにアクセスできるようにしたい。
サーバにWebアプリケーションをインストールする際、固定IPアドレスが必須であり(=要件1)、LinuxだけでなくWinodwsからもアクセスできるテストがしたい(=要件2)、というのが要件になります。

(3)Virtualboxのネットワーク接続について

ホストOSとゲストOSとがどのように接続されるのか、こちらのサイトを見て理解しました。
どうやら、私の要件に合うのは、「NAT + Host-Only Adapter」らしいです。

次に実際の設定方法が書かれているサイトを探しました。Macの設定ですが、こちらが分かりやすかったです。
ポイントは、以下の3つです。
  1. Virtualboxの「ファイル(F)」→「環境設定(P)...」→「ネットワーク」で設定されている「ホストオンリーネットワーク」のデフォルトIPアドレスは、192.168.56.1であること。
  2. Virtualboxの仮想サーバ側の「設定(S)」→「ネットワーク」で、「アダプタ2」に「ホストオンリーアダプタ」を設定すること。
  3. ゲストOS(CentOS)側の「システム」→「設定」→「ネットワーク」で、eth1に固定IPアドレスを設定すること。

(4)ポイントとなる部分の設定

ポイント1:Virtualboxの「ファイル(F)」→「環境設定(P)...」→「ネットワーク」で設定されている「ホストオンリーネットワーク」のデフォルトIPアドレスは、192.168.56.1であること。
ちなみに、192.168.56.1以外でもOKです。(「56」の部分がポイント3と設定が合っていればOK。)


ポイント2:Virtualboxの仮想サーバ側の「設定(S)」→「ネットワーク」で、「アダプタ2」に「ホストオンリーアダプタ」を設定すること。

(注意)仮想サーバはすでにインストールされていれ、起動できる状態になっていることが前提です。(ここでは仮想サーバにCentOS 5.7をインストールしましたが、インストール方法については別サイトをご覧ください。)

普通に設定すると、「アダプタ1」は、デフォルトで「NAT」が選択されているはずです。

 さらに「アダプタ1」で「ホストオンリーアダプタ」を選択します。
(注意)アダプタ1のタブを選べない場合は、仮想サーバの電源をOFFにしてください。(私もハマりました。)




ポイント3:ゲストOS(CentOS)側の「システム」→「設定」→「ネットワーク」で、eth1に固定IPアドレスを設定すること。

普通に設定すると「eth0」は「dhcp」が選択されているはずです。

さらに「eth1」は「固定のIPアドレス設定」を入力します。
「アドレス(A)」は、192.168.56.2 (末尾は2〜99の範囲)(注1)
「サブネットマスク(S)」は、255.255.255.0
「デフォルトゲートウェイアドレス(T)」は、192.168.56.0 を入力します。
ちなみに私は、デフォルトゲートウェイの設定にハマりました。

設定については以上ですが、その他参考にしたサイトを付け加えておきます。

(その他参考サイト)
Virtualboxのネットワークアダプタ
デフォルトゲートウェイの設定方法が参考になりました。(ハマりから脱出できました。)

(注1)ポイント1の「ホストオンリーネットワーク詳細」の「DHCPサーバ(D)」のデフォルト設定を見ると、192.168.56.100~254はDHCP用のIPアドレスとして使用される設定になっているので、末尾のアドレスは2~99を使用するのが良いと思います。